PASONA(パソナ)の法則とは? セールスレターでの使い方は?

PASONA(パソナ)の法則は、日本一のマーケッターである「神田昌典」さんが提唱しました。

売れるセールスレターやDMには、共通した書き方があります。それを法則化したのが、PASONA(パソナ)です。

この法則は、6つの段階から成り立っています。

PASONA(パソナ)の法則とは?

P:Problem 問題

A:Agitation 問題を煽る

SO:Solution 解決策

N:Narrowing  down 絞り込み

A:Action 行動

6つの頭文字をとって、PASONA(パソナ)と呼ばれています。

P:Problem 問題

基本的にビジネスは、人の悩み・問題・痛みを解決することで成り立っています。

セールスレターでは、読者に悩みや問題を認識させる必要があります。

なぜなら、自分の悩みや問題に気づかなければ、商品やサービスを使って、それを解決したいとは思わないからです。

つまり、商品・サービスのメリット説明をする前に、読者に問題意識を持ってもらうことが大事です。

A:Agitation 問題を煽る

読者に問題に気づいてもらったら、さらにその問題を煽ります。

たとえば、このまま行動せずに時間が経ったら、どのような最悪な未来が待っているかを読者に想像させるのです。

問題を煽る目的は、「すぐに解決すべき問題だ」と読者に気付かせるためです。

世の中には、多くの問題があります。しかし、その全てを自分で解決できるわけではありません。なぜなら、使える時間やお金や労力が限られているからです。

そのため、自分がすぐに解決すべき問題だと、読者に認識してもらうのです。

SO:Solution 解決策

読者に解決すべき問題だと認識してもらったら、それを解決する方法を教えてあげましょう。

具体的には、商品・サービスを使うことで、悩み・問題・痛みがなくなることをお伝えします。

このとき、セールスレターでは、商品・サービスを使うことで、問題が解決できる理由や根拠をしっかり伝えるのです。

また、「お客様の声」を載せ、すでに問題を解決した人がいることを見せると、コピーに説得力が増します。

N:Narrowing  down 絞り込み

読者からお客になる人を絞り込みます。一般的に、読者の全てがお客になることはあり得ません。

そこで、条件などを提示して、お客になる人を絞り込むのです。

たとえば、「本気の人だけ申し込みをしてください。」と言うのも、やる気のある人を集めるのに有効です。

A:Action 行動

お客の絞り込みをしたら、すぐに行動してもらうための工夫がいります。

たとえば、数量や期間を限定して販売することを伝えるのです。特典や割引なども期間限定でつけると良いでしょう。

このように伝えないと、なかなか人はすぐに行動をしないのです。忙しかったり、少し迷っていたりすると、行動を後回しにされてしまいます。

そうすると、せっかく購買欲求を高めても、その熱が冷めてしまうのです。時間が経つと、やっぱり買わない人が増えてきます。そうならないために、読み手に今すぐの行動を促します。

お客の絞り込みをしたら、すぐに行動してもらうために、緊急性があることを伝えましょう。

新PASONA(パソナ)の法則とは?

P:Problem 問題

A:Affinity 親近感

S:Solution 解決策

O:Offer 提案

N:Narrowing  down 絞り込み

A:Action 行動

新PASONA(パソナ)の法則は、2016年に発表されました。

旧PASONAとの違いは、「Agitation 問題を煽る」が「Affinity 親近感」に変更され、「Offer 提案」が追加されたことです。

以下、変更または追加された箇所を説明します。

A:Affinity 親近感

読者に問題を認識させたら、煽るのではなく、共感をするのです。

たとえば、「過去の私も、同じような悩み・問題を抱えていました。」と伝えることで、読者に親近感を持ってもらえます。

単純に問題を煽るよりも、読者の悩み・問題に寄り添う方が、セールスレターを読んでもらえるのです。

なぜなら、人は、「自分のことを理解してくれている人」の話ししか、聞かないからです。

そのため、まず読者の理解や共感が必要となります。そうすることで、読者に親近感を持ってもらえるようになります。

O:Offer 提案

解決策を提示したあと、断れないような魅力的なオファー(提案)が重要です。

具体的には、お客に「有利な取引」だと思ってもらえるように工夫します。

たとえば、「成果が出なかったら全額返金保証つき」、「成果が出るまでサポートの継続」などと言った内容を約束しましょう。

このように、魅力的なオファー(提案)を出すことで、より成約率を高めることができるのです。