セールスレターは、書き終えたあとで推敲(すいこう)が必要です。なぜなら、セールスレターは長文のため、誤字脱字や表現がイマイチな箇所が出てくるからです。
また、見直しをすることで、成約率を2倍以上増やすこともできます。
余計な文章をカットしたり、強調すべきところを繰り返したりすることで、読み手に響くレターとなるのです。
このページでは、セールスレターの推敲ポイントを24個お伝えします。
1. 販売する商品・サービスは、1つになっているか?
セールスレターを書くとき、販売する商品・サービスは1つに絞る必要があります。そうでないと、お客さんが迷ってしまい、刺さるレターを書くことができません。
例外は、1つのサービスに対して、オプションを付けて選択肢を増やすことです。
たとえば、同じビジネスセミナーの販売でも、追加特典や保証の手暑さによって、3つまでプランを増やすことができます。
シルバー、ゴールド、プラチナなどのようにプランを作り、価格や保証内容をわけることで、読み手は「どれを選ぼうか?」と考えるようになるのです。
2. かんたんな言葉を使っているか?
セールスレターを書くとき、誰でも理解できるように、かんたんな言葉を使うことが重要です。
つまり、自分が普段使う言葉ではなく、やさしい言葉を使うのです。
硬い表現や難しい言葉(専門用語)を使っていないかを確認しましょう。
もし、このような言葉を使っていたら、かんたんな言葉に置き換えることで、読み手はレターから離脱しなくなります。
3. たとえ話しが入っているか?
難しい内容を説明するときには、誰もがわかるたとえ話を入れるようにしましょう。
そうすることで、読み手は、内容を理解しやすくなります。
たとえば、よく知られていてイメージしやすい人・物・場所などを具体例に出すのです。
ここで、一部の人しか知らないようなたとえ話しは、逆効果になりますので避けるようにしましょう。
4. 長文で読みにくくなっていないか?
セールスレターを書くとき、できるだけ多くのことを伝えたいと思うものです。
しかし、読み手は、長文を嫌う傾向にあります。なぜなら、読みにくいですし、読むのに時間もかかり疲れるからです。
そのため、同じ内容を伝えるのであれば、文章を短めにしましょう。
もし、長い内容を伝えるのであれば、改行を頻繁に入れて、読みやすいように工夫することが大事です。
5. ベネフィットを伝えられているか?
セールスレターを書くとき、商品・サービスの特徴ではなく、ベネフィット(メリット)を伝えることが重要となります。
なぜなら、読み手は、商品・サービスが欲しいわけではないからです。商品・サービスを通して得られる問題解決や明るい未来が欲しいのです。
そのため、セールスレターの内容がベネフィットになっているかを確認する必要があります。
6. ペルソナ(ターゲット)が絞られているか?
セールスレターでは、売上を増やすために、多くの人に販売したいと考えるものです。
しかし、ペルソナ(ターゲット)が絞られていないと、誰にも響かない内容になってしまいます。
しっかりと、読み手を絞ることで、高い反応を得ることができるのです。
たとえば、使う表現も「みなさん」ではなく、「あなた」にすることで、読み手は自分に向けられたメッセージだと思うのです。
ペルソナを絞ることで、響く内容になり成約も増えるので、結果的に売上を増やすことができます。
7. キャッチコピーに「誰でも早くかんたんに」の類語があるか?
セールスレターでは、「誰でも早くかんたんに」と言う内容があると、読み手が購入・申し込みをしやすくなります。
なぜなら、問題解決や得られる明るい未来が、すぐ手に入るように感じるからです。
そのため、このような内容を入れることも、成約率を上げるのに役立ちます。しかし、大々的にやると、嘘っぽくなってしまうので、類語を使うのが良いのです。
ただし、本当に商品・サービスが素晴らしくて、自信があることが前提にはなります。もし、嘘をついてしまうと、読み手からの信頼がガタ落ちしてしまいます。
8. 文章の書き出しで、読み手の注意をひけているか?
セールスレターでは、最初の書き出し(オープニング)が重要となります。
オープニングで読み手の注意をひけなければ、その先を読まれることがないからです。
そのため、最初の見出し(ヘッドライン)だけでなく、オープニングも工夫する必要があります。
9. 商品・サービスを安く提供する理由を述べているか?
商品・サービスの価格の話をするとき、その理由を伝えることが大事です。
なぜなら、理由がなければ、読み手が納得できないからです。このとき、価格をつけた理由を正直に話すと、読み手の信頼を得ることができます。
また、安くてお得に見せるために、期間限定で値引きもしておきましょう。
そうすることで、読み手は、「今すぐ買った方がお得!」と考えるようになるのです。
10. 関連する魅力的な特典がついているか?
セールスレターでは、どれだけお得な特典をつけられるかが勝負になります。
商品・サービスに関連した特典をつけることで、成約率を一気に上げることが可能です。
なぜなら、特典が問題解決や明るい未来を実現するために役立つからです。
もし、関係ない特典だと、読み手は欲しいと思いませんので、意味がないでしょう。
11. 保証をつけて、購入者のリスクを取り除いているか?
セールスレターでは、保証などを入れて、購入者のリスクを取り除くことが重要です。
なぜなら、読み手の心理には、「本当にここに書かれている内容のように、うまくいくのか?」という不安があるからです。
このとき、保証があれば、購入を決断できる人も多いでしょう。なぜなら、リスクは、売り手に預けることができるからです。
そのため、セールスレターにしっかりと保証が入っているかを確認しましょう。
12. 希少性(限定性)が入っているか?
いつでも手に入る商品・サービスでは、読み手が「今すぐ購入したい」とは思いません。
そこで、数や人や期限などを限定することが重要です。
限定することで、「誰かに取られたくない。今のタイミングを逃したくない。」と思い、今すぐの購入・申し込みをしてくれるのです。
セールスレターに、希少性(限定性)の内容が入っているかを見直しましょう。
13. 追伸がわかりやすい内容になっているか?
セールスレターでは、「8割の人は、ヘッドラインを見た後に価格をチェックして、最後の追伸を読む」と言われています。
つまり、追伸は、第2のヘッドラインと言われるほど大事です。そのため、追伸がわかりやすい内容になっている必要があります。
具体的には、ベネフィット、特典、保証、限定性などを追伸に書いておくのです。そうすることで、読み手が興味を持ってレターを読んでくれるようになります。
14. 販売者の情報開示をしているか?
読み手は、セールスレターを読んで購入を考えたとき、販売者の情報もチェックします。
なぜなら、「この人から買っても大丈夫かな? 詐欺に合わないかな?」と不安があるからです。
このとき、しっかりと販売者の情報(名前、写真、住所、連絡先など)を開示することで、読み手の信頼につながるのです。
15. レターを音読したか?
レターを声に出して読むことで、誤字脱字やおかしな表現に気づけるのです。
そのため、レターを書いたら、一度音読をするべきです。そうすることで、より分かりやすくて、間違いのないレターを作ることができます。
ここで、音読は自分ですることもできますが、パソコンの読み上げ機能などを使うことも可能です。
16. 注文フォームが機能し、thanksメールが届くか?
どんなにセールスレターが良くても、注文フォームに不備があると、読み手は申し込みをすることができません。
また、申し込み後にthanksメールがないと、どこに振込をして良いのかが分かりにくです。
つまり、レター以外でも不備があると、成約率を下げてしまいます。
そうならないために、セールスレターだけでなく、注文前後の流れに不備がないかをチェックしましょう。
17. レターで伝えたい重要な箇所を強調できているか?
セールスレターは文字数が多いので、重要な箇所を伝えるためには強調が大事です。
このとき、赤文字や太字や下線などを使い分けることで、目立たせることができるのです。
ただし、強調する箇所が多すぎると、どこが重要かが分かりにくくなってしまいます。そのため、本当に伝えたい部分を絞るべきです。
18. 文字のフォントやサイズは適切で、読みやすいか?
レターは長文になるため、読み手が読みやすい必要があります。
このとき、文字のフォントやサイズが読みやすくなっているかを確認しましょう。基本的には、文字サイズは14pt前後、フォントはゴシック体か明朝体が良いです。
ただし、強調するときは、文字のサイズを大きくするのも良いでしょう。
19. 小見出しを読んだだけでも、内容がわかるか?
小見出しを使うことで、長文のレターでも読みやすくなります。
このとき、小見出しを読んだだけでも、内容がわかるのが理想と言えます。
なぜなら、読み手は、最初から一言一句は読まないからです。見出しや小見出しなどを読んで、ざっくり内容を見てから読み始めるのです。
そのため、小見出しを分かりやすくしておくと、読み手に興味を持ってもらえます。
20. 無駄な文章(コピー)はないか?
セールスレターでは、滑り台を降りるように、読み手に読んでもらうことが理想です。
このとき、無駄な文章がないかをチェックしましょう。内容が重複する箇所や退屈な部分は、バッサリとカットすることも重要です。
せっかく書いた内容を削除するのは少し気が引けますが、読み手に読んでもらうことを優先するべきです。
21. 読み手の立場に立って、レターが書けているか?
セールスレタを書くとき、読み手の立場に立つことが重要です。
つまり、自分が書きたい内容を書くのではなく、読み手の興味が持てる内容を書くべきです。
そのため、「この一文を書くと、読み手はどのように思うだろうか?」と言う考えが常に必要となります。
読み手のことを究極に理解できれば、読み手から共感され、成約率を大幅にあげることができます。
22. 感情が入っている文章になっているか?
セールスレターを書くとき、論理的な文章だけでは、読み手に響かないのです。
なぜなら、人は感情で物を買い、理由付けは後からするからです。つまり、感情が揺さぶられるレターを書かなければなりません。
そのため、書き手は、感情を込めてレターを作成する必要があります。
読み手を理解し、商品・サービスをよく知り、読み手に「問題解決や明るい未来にしてほしい」と心から思うことが重要です。
23. セールスレターに理由や根拠が入っているか?
セールスレターで商品・サービスを販売するとき、結論だけでなく理由や根拠が入っているかを確認しましょう。
そうでないと、読み手に「胡散臭い」と思われてしまいます。このとき、圧倒的な証拠や理由があれば、読み手は内容を信じることができるのです。
たとえば、お客様の声を載せる、業界有名人から推薦文をもらうことで、レターの信頼性をあげることができます。
24. 購入を後押ししているレターになっているか?
セールスレターでは、多くのことを伝えます。そのため、読み手に最終的にとってほしい行動が、分かりにくくなりがちです。
このとき、しっかりと購入を後押しすることが重要です。そうでないと、セールスレターを書いた意味がなくなってしまいます。
最終的には読み手が判断することですが、「申し込みボタン」を大きくしたり、限定性をつけたりして、購入を後押しするべきです。