基本的なことですが、メルマガを送る意味は、読者との信頼関係を築くためです。
そのために、メルマガは、有益な情報を「コンテンツ」として配信する必要があります。
また、メルマガで読者に役立つ内容を提供することで、その後のセールスもスムーズに行えるのです。
理想のメルマガは、すぐに読者の結果に繋がるコンテンツを伝えることです。そうすれば、読者からの信頼を勝ち取れ、セールスがほぼいらなくなります。
ここで、読者に響くメルマガを書くとき、意識すべき11ポイントをお伝えします。
1. メルマガのコンセプトを考える
メルマガを始めるときに、コンセプトを決めるのが重要です。つまり、ターゲット、メソッド、ベネフィットを考えておくのです。
- ターゲット:どのような読者に向けて、メルマガを送るのか?
- メソッド:メルマガ配信の主な内容は? コンテンツの分野の絞り込み
- ベネフィット:メルマガで、読者の未来はどうなるか? 究極のメリットは?
このようにコンセプトを決めておけば、メルマガ配信をして時間が経っても、内容がブレないのです。
逆にコンセプトがないと、行き当たりばったりのメルマガになってしまい、ブランディングも難しくなります。
ブランディングとは、「この分野については、〇〇さんのメルマガがおすすめ!」と読者に思ってもらうことです。
2. ペルソナの設定をする
ペルソナとは、ターゲットをもう少し絞り込んだ特定の人のことです。
ここで、メルマガ1通ごとにペルソナは異なりますので、小さな違いを意識するべきです。
仮に、男性に向けたメルマガだとしても、年齢や住所や価値観も異なります。このとき、もう少し属性を絞り込む必要があるのです。
たとえば、「残業をしても、給料が上がらない30代の男性へ」のように、具体的なペルソナにするべきです。
また、ペルソナができていると、メルマガが書きやすくなり、内容も読者に響きやすくなります。
3. 1メール1コンテンツで書く
メルマガを書くとき、内容をあまり詰め込みすぎないように注意しましょう。
つまり、1メールにつき1コンテンツで伝えるのが良いです。
例えば、3つ伝えたいことがあれば、メルマガを3通に分けたほうが良いでしょう。
なぜなら、読者に何を伝えたいのかをはっきりさせる必要があるからです。そうでないと、読者に「結局、この人は何が言いたいのか?」と思われてしまいます。
また、話す内容を絞ることで、内容を深く伝えることもできます。
4. 量よりも頻度を重視
メルマガは、1通で長い内容を送るよりも、頻度を増やす方が重要です。
なぜなら、残念ながらメルマガは、読む人が2割程度しかいないからです。つまり、たまにしかメルマガを見ないので、数を打つ必要があります。
具体的には、1週間に2、3通は送るようにしましょう。
このように、接触頻度が多ければ多いほど、信頼関係が築けるのです。
心理学の専門用語で、単純接触効果(ザイオンス効果)とも言います。つまり、少ない配信回数で読者の信頼を勝ち取るよりも、頻度を増やす方が手堅いのです。
5. 友人に手紙を書くように伝える
メルマガを書くときは、フレンドリーに書いた方が良いのです。なぜなら、あまりかしこまらないほうが、親近感がわくからです。
つまり、難しい言葉を使って、自分を大物に見せるよりも、親しみやすさを出すのが重要と言えます。
もちろん、メルマガの分野やキャラの設定にもよりますが、読者との距離を近づけるようにしましょう。
ここで、忘れてはいけないことですが、メルマガを読んでいる人は、「血が通った人間」と言うことです。
普段、パソコンやスマホでメルマガを配信・受信しているので忘れがちです。しかし、読み手は、「生身の人間」であることを意識しましょう。
6. 読者と会話をする
メルマガを書くときには、一方的に書かないで、読者の気持ちを考えるようにしましょう。
そのために、読者と会話をするように書くのが効果的です。
つまり、読者からの質問や疑問や反論を先に出しておくのです。ここで、「」をつけて読者の考えを書くと、内容が格段に伝わりやすくなります。
たとえば、「〇〇ってなんでそんなにいいの? 本当かな?」と言うように、読者の心理をくみ取るのです。
そうすることで、読者から「このメルマガ配信者は、自分のことをわかってくれている」と思ってもらえます。
7. 売上と信用残高のバランスを意識
メルマガを書くときは、セールスとコンテンツのバランスを意識しましょう。
つまり、売上を増やすためには、セールスが必要です。一方、信用残高を貯めるために、価値あるコンテンツの提供も怠れません。
なぜなら、セールスばかりでは読者に嫌われてしまうからです。つまり、セールスをする度に、信用残高が減ると考えるべきです。
このとき、セールスをしつつも、読者に役立つコンテンツも提供できると、信用残高をあまり減らさずに済みます。
このように、セールスとコンテンツのバランスを意識して、メルマガを配信するようにしましょう。
8. 自慢話はNG
メルマガでは、自慢話は極力しないようにしましょう。
なぜなら、不快に感じる人が多いからです。また、読者にとって有益な内容でもありません。
つまり、読者が離れていってしまうリスクが高いのです。
もし、自慢話をするのであれば、「自分の生徒が実績を出した」などの内容が良いでしょう。
これなら、マーケティングの一環になります。つまり、あとでセールスをしやすくするために、実績を伝えておくのです。
9. 件名が大事
メルマガは、件名で開封率が決まると言われています。それほど、件名の付け方が重要なのです。
件名をつけるときは、読者の興味をひく内容にしましょう。思わず気になって開いてしまう内容が良いのです。
ただし、タイトルと本文の内容が明らかに違うのはダメです。これでは、読者をがっかりさせてしまいます。
タイトルと本文の内容を合わせて、読者の興味がひける件名を考えましょう。
10. 読みやすさを心がける
メルマガを書くときは、読みやすさに気をつけましょう。うまい文章より、分かりやすさの方が重要です。
ここで、専門用語を入れるときは、しっかり解説も入れておきましょう。なぜなら、読者によっては、初心者で言葉の意味を知らない人もいるからです。
また、言葉の定義を正確にしておくことも、内容を的確に伝えるのに大事です。
さらに、改行なども入れて、読者が読みやすいように工夫しましょう。
メルマガは、結局、読者が最後まで読んでくれなければ、どんなに良い内容であっても意味がないのです。
11. 誠実さ
メルマガでは、誠実さを心がけてください。つまり、誇大表現は避け、嘘はつかないようにしましょう。
なぜなら、一時的に読者を騙せたとしても、長続きはしないからです。時間が経てば、賢明な読者は、離れていってしまいます。
さらに、できないことは、「できない」としっかり伝えましょう。そうすることで、読者に「この人は正直な人だ」と思ってもらえ、逆に信頼が増すのです。
このように、質の良い読者を長く集めるためにも、メルマガでは誠実さが重要です。
これは、メルマガだけでなく、ビジネス全般に言えることでもあります。