このページでは、販売(セールス)の3原則をお伝えします。
1.売り付けない、強制しない、誘惑する
人は、買い物をするとき、誰かに売り付けられるのを嫌がります。つまり、自分のペースで考え、自分の意思で決断をしたいのです。
そのため、セールスをするときは、強制をせず、顧客に判断を任せる手伝いをしなければなりません。
ちなみに、セールスコピーライターは、見込客のお手伝いをするのが仕事になります。
そうは言っても、販売側からしたら、セールスをしたいときもあるはずです。そんなときは、商品・サービスを良さそうに見せる「誘惑」をするのです。
つまり、見込客の欲求や感情に訴えかける方法をとります。また、五感でわかる内容を伝えられると、見込客の購買欲も高まるのです。
たとえば、駅で歩いていて、甘いスイーツの匂いがすれば、何が売られているのか気になりますよね。これは、嗅覚と空腹の欲求に訴えかけているのです。
このように、欲求(感情)や五感に訴えかけると、セールスがしやすくなります。
2.頭ではなく、心(感情)に売る
人が商品やサービスを買うとき、「合理的理由だけではない」と言われています。
もし、合理的理由だけで動いていたら、海外旅行とか行かないはずです。
なぜなら、海外旅行は、いろいろお金もかかるし、リスクも高いし、準備や移動なども面倒くさくて、合理的な行動ではないからです。
しかし、それでも海外旅行に行くのは、「たまには、贅沢にリフレッシュしたい!」、「ワクワクした気持ちで、新しい世界を知りたい!」と言った欲求(感情)があるからですね。
そのため、セールスレターを書くときも、このような感情や欲求を入れると良いのです。
たとえば、以下の感情が挙げられます。
- 怖い
- 羨ましい
- もっと欲しい
- 人からよく見られたい
- 異性からモテたい
- 努力したくない(楽をしたい)
- 優越感に浸りたい
セールスレターを書くとき、見込客がどのような感情(欲求)を持っているのかをリサーチしましょう。
感情がトリガー(引き金)となって、商品やサービスが売れるので、欲求に訴えかける内容をレターに入れるのが重要です。
このように、人には尽きない欲求があります。欲求を満たし続けるのが、セールスコピーライターのお仕事となります。
3.人は感情で物を買い、理屈で正当化する
人は感情で物を買い、理屈で正当化するのです。
たとえば、洋服を買ったときを思い出してみます。
理屈では、「前から探していた、季節が変わったから」と考えています。
しかし、感情では、服を買うとき、「おしゃれ、異性にモテたい、知り合いに聞かれて嬉しい」と言った気持ちがあるのです。
つまり、後から理由をつけて、自分の行動を正当化していると言えます。
このことからも、商品やサービスを売るときは、感情(欲求)に訴えかける内容を入れておくのが良いのです。
もう少し言うと、人が物を買うときには、「表の理由」と「本当の理由」があるのです。
「表の理由」が理屈であり、「本当の理由」が感情とも捉えることができます。
このように、2つの理由を理解できるようになると、セールスがしやすくなります。