見込客は、最初の商品・サービスを買うときに最も抵抗を感じます。なぜなら、初めて買うときは、よく分からず失敗をしたくないからです。
そのため、企業が最初から利益商品(バックエンド)を売るのは難しいと言えます。
そこで、お試し価格の集客商品(フロントエンド)を用意して、顧客に商品・サービスの良さを知ってもらうようにしましょう。
このように、ステップを組んで販売することを、2ステップマーケティングと言います。
このページでは、2ステップマーケティングについて、もう少し詳しくお伝えします。
①集客商品:フロントエンド
見込客から新規客になってもらうために、お手軽・お試し価格で商品を販売しましょう。
集客方法は、チラシ、ネット広告(アフィリエイター)、ブログ、電子書籍などが考えられます。
ここで、集客商品は、売るのが一番難しいと言えます。なぜなら、ライバルが多い、知名度がない、顧客との信頼関係の構築がまだできていないと言った理由があるからです。
顧客は、初めてお金を払うときは、最も怖いと思います。なぜなら、失敗したくないと言う心理があるからです。
たとえば、初めての居酒屋、美容室などは、自分が求めている基準を満たしてくれるかはわかりません。そのため、行きつけのお店に行く人も多いのではないでしょうか?
もう少し言うと、低価格だとしても、顧客は初めて買うときに怖いのです。
なぜなら、「安かろう、悪かろう。」と言葉もあります。つまり、失敗するかもしれないと言う考えは、安い商品を買うときでもあるのです。
そのため、企業としては、広告費の予算は大きく取り、集客商品に力を入れる必要があります。このとき、フロントエンドの商品だけでは、マイナスになる覚悟も必要です。
②利益商品:バックエンド
利益商品は、儲けるための商品です。そのため、高額にする必要があります。
たとえば、セミナープログラム、コンサルの販売などの高額商品です。
ただし、利益商品を売るためには、顧客と信頼関係を築いておく必要があります。
具体的には、無料プレゼントからリストを取って、メルマガ読者になってもらい、有益な情報を送り続けるのです。
時期が来たら、3,000円程度の格安セミナーの募集をして、そこで高額なコンサルを販売しましょう。
このように、利益商品は、自分の媒体(会場)で売っていくことになります。そのため、フロントエンド商品よりは、売るのが簡単なのです。
その理由は、リストがあるので、メルマガは競合がかなり少なくなるからです。また、このとき顧客と信頼関係が築けているのも大きいと言えます。
2ステップマーケティングの例
2ステップマーケティングの例を4つお伝えします。
1.デパ地下の食品
試食(無料で美味しさのアピール)→ 商品の販売
2.セミナービジネス
3,000円の格安セミナー募集 → コンサル講座(50万円や100万円)の販売
3.健康食品
お試し価格 → 定期購入などの利益商品の販売
4.化粧品
無料お試し商品 → 本商品の販売